ハロウィンの歴史

  さて、前回も少し触れましたが、このハロウィンの歴史について、少し深く説明していきます。
ハロウィンは、英語圏での複数以上の儀式がミックスされたことになっているようです。
そのひとつ、ケルト人のドルイド教の10月31日についてご説明しましょう。

ケルト人とは中央アジアからヨーロッパに渡ってきたインド・ヨーロッパ語族の民族ことです。彼らはヨーロッパに広く分布し、海を渡ってブリテン諸島にも移住しました。ブリテン島に渡ったケルト人は自然崇拝の多神教であるドルイド教を信仰していました。
  ケルト人の新年は11月1日で、ケルト人の神サムハンは前年に死んだ人たちの魂を集めたと信じれていました。彼らの罪を贖うために、彼らの魂を動物の体に閉じ込めれば、死者の霊の罪を償われて、ドルイド教の天国で自由になると考えられていました。
この地域は紀元43年にローマによって征服れました。

ローマがイギリスを征服した後に2つのローマの祭りは、サムハンのケルト族の儀式といっしょになりました。
最初の祭りは10月に行われ、「フィラリア」と呼ばれます。
祭りの対象は「死者」のほかに「ローマの偉人、果物、及び、ローマの女神」です。
りんごは「女神」のためで何か「ハロウィーン」に関係しているようです。

 

 

アメリカでのハロウィン

 アメリカでハロウィンが祝われるようになったのは、1800年代も後半に入ってからのこと。アイルランドやスコットランドの移民が持ち込んだと考えられていますが、パンプキンが使われるようになったのは、パンプキンの方が手に入りやすかったからだと言われています。ちなみに、ハロウィーンのオレンジは収穫、黒は死を意味しています。

ハロウィンはアイルランドやヨーロッパ各地の風習や言い伝えがアメリカへ持ち込まれ、ハロウィンという行事になりました。

いろいろな歴史を乗り越えながらも、みんなで楽しくハロウィーン祭りをしようではないかと今日のハロウィンが定着してきました。

ヨーロッパでは色々な歴史に揉まれ、10月31日には何も催し物は無くなってしまいましたが現在ではアメリカから逆輸入という形で現代の楽しいハロウィーンが定着しつつあります。

ハロウィーンをお祭りにして盛大に楽しむことを定着させたアメリカ。色々な文化圏から集まってきたお祭り好きなアメリカ人ならではと言えますね。